★ヒデさん 記★
11月13日(火) あしび山の会主催の第15回安全登山学習会が枝光北市民センターにて行われました。
講師は日本山岳ガイド協会公認ガイドの高千穂有康さんです。参加者は38名 あしびから14名、やまびこ11名、一般13名でした。
前半の演題は「ランタン谷の今と復興登山」です。
世界一美しい谷と言われているランタン谷の村が、ネパールの大地震で大雪崩によって
根こそぎ剥ぎ取られ、3年経過した今も土砂と雪で埋まったままであることに驚きました。
また、この地震でネパールを始め周辺の国の犠牲者が約9千人だった事を知り
あらためて被害の大きさを認識しました。
ランタン村の復興はゆっくりとしか進んでいませんが、登山をすることで、そこにいる人にとって
復興に役立つという事。また毎年援助物資を持って行っている事を知り、頭が下がる思いでした。
後半の演題は「今そこにある山の危険と対処」
2017年度の登山の事故データを元に 遭難が増加していること、60歳以上が半分以上占めていること
あしびの会も60歳を越えた人ばかりで、人ごとではないと感じました。
転倒要因に対する対処法の細かく丁寧な説明、ストックの選び方 使い方、性能など大変参考になりました。
気の合った仲間と声を掛けながら登山することは、安全登山につながることを再認識しました。
たとえば、足元に根っこが飛び出して危険な箇所に気づいたら後続のメンバーに声をかけることで、全員の
注意力が増し、事故も防げるので、声かけは重要。
残念なのは 主催であるあしび会員の参加が少ない事でした。プロのガイドによる講演が無料で受けられる、
こんな機会を利用しないのはもったいないし、会員全員が安全についての認識レベルを同じにするためにも
次回は参加してもらいたいと思いました。