2018年 11月 25日(日)  白山・孔大寺山 晩秋の里山歩きを楽しむ。ヤマップを使ってみよう
九州(福岡) 宗像市・遠賀郡岡垣町
ムック(L) いちりんそう キャサリン しまちゃん
なべさん フジちゃん われもこう
8:50 山田地蔵尊駐車場(準備)9:10 → 9:50 白山山頂 → 10:50 縦走路分岐 → 11:10 孔大寺山山頂 → 11:45 孔大寺神社(昼食)12:20 → 12:50 孔大寺登山口 13:10 → 13:50 山田地蔵尊駐車場
★リーダー ムック 記★

 北九州と福岡地区の境に連なる宗像四塚の最高峰499mの孔大寺山の西側につながる白山から登り始めた。駐車場とトイレと登山口は山田地蔵尊、曹洞宗の増幅院の手前にある。山田地蔵尊は、16世紀に後継者争いによる惨劇があり、その霊を慰めるために六地蔵がたてられ、今も多くの人に参拝されているという。登山開始の前にみんなで地図でコース確認をし、ヤッマプをスタートした。 登山道はきれいに整備されており、天気にも恵まれ気持ちがいい。ところどころに説明の看板があり、それによると、白山は12世紀に築かれた山城で歴史は古い。ふもとの山田地区の人たちが長い間、山を大切にしてきたことが良くわかる。見晴らしは、城山と新立山が見えるくらいであまり良くない。さて、その先、孔大寺山まで、特に城山からの縦走路分岐までの急登が大変だった。ロープや樹木につかまりながら必死で登った。分岐からほどなく山頂到着。下山は孔大寺神社登山口へ。途中の319mに位置する孔大寺神社に参拝して大銀杏の下の黄色のじゅうたんの上でランチタイム。お腹を満たして、階段をゆっくり降りると登山口に着いた。ここから山田地蔵尊の駐車場まで40分ほど歩く。振り返ると、歩いてきた白山から孔大寺山の稜線がきれいに見える。歩いた山なみをそのまま見ることができ、満足の里山山行だった。


 2018年 11月 11日(日)  花尾山「地図読み学習会」
九州(福岡) 福岡県北九州市
山ちゃん(L) ピトシ君 ヨコ なべさん サト しまちゃん
ムック フジちゃん やっちゃん
9:48 帆柱ケーブル駐車場 → 10:41 洞見台 11:11 → 11:44 花尾分れ → 12:12 花尾山 15:48 → 16:40 帆柱ケーブル駐車場
★山ちゃん 記★

 ケーブルの駐車場で靴ひもの結び方、パッキング、ザックの担ぎ方とストラップの調整、地形図の見かたとコンパスの使い方など2時間近く学習してから駐車場裏手の登山道の無い尾根を藪漕ぎして尾根や谷の地形を体感しながら読図をして崖を細引きを掛けて登り三角点のある洞見台へ。ここから見える皿倉山頂と花尾山にコンパスを合わせ現在地の割り出しを行う。その後、林道を進み花尾山へ向かうが途中崩落個所有り。
 花尾山で昼食をとり、ツエルト設営をしたのち斜面に細引きで固定ロープを設営し、簡易ハーネスを付け、フリクションヒッチでの登行、トラバースでの架け替え、懸垂下降と順繰り回れるようにして夕方まで練習しました。


 2018年 11月 13日(火)  第15回 あしび山の会「安全登山楽習会」
 演題:今そこにある山の危険と対処法 ランタン谷の今と復興登山
枝光北市民センター
北九州市八幡東区枝光2-8-5
高千穂 有康氏(日本アルパインガイド協会公認ガイド)
ガタ 岳 ヒデさん サト まっちゃん まぁ〜まぁちゃん
ローリングストーン 山ちゃん なべさん ようちゃん 
みやまきりしま ピトシ君 まりりん ヨコ 会員14名
一般参加者24名
★ヒデさん 記★

 11月13日(火) あしび山の会主催の第15回安全登山学習会が枝光北市民センターにて行われました。 講師は日本山岳ガイド協会公認ガイドの高千穂有康さんです。参加者は38名 あしびから14名、やまびこ11名、一般13名でした。

 前半の演題は「ランタン谷の今と復興登山」です。 世界一美しい谷と言われているランタン谷の村が、ネパールの大地震で大雪崩によって 根こそぎ剥ぎ取られ、3年経過した今も土砂と雪で埋まったままであることに驚きました。 また、この地震でネパールを始め周辺の国の犠牲者が約9千人だった事を知り あらためて被害の大きさを認識しました。 ランタン村の復興はゆっくりとしか進んでいませんが、登山をすることで、そこにいる人にとって 復興に役立つという事。また毎年援助物資を持って行っている事を知り、頭が下がる思いでした。

 後半の演題は「今そこにある山の危険と対処」
2017年度の登山の事故データを元に 遭難が増加していること、60歳以上が半分以上占めていること あしびの会も60歳を越えた人ばかりで、人ごとではないと感じました。 転倒要因に対する対処法の細かく丁寧な説明、ストックの選び方 使い方、性能など大変参考になりました。 気の合った仲間と声を掛けながら登山することは、安全登山につながることを再認識しました。 たとえば、足元に根っこが飛び出して危険な箇所に気づいたら後続のメンバーに声をかけることで、全員の 注意力が増し、事故も防げるので、声かけは重要。

 残念なのは 主催であるあしび会員の参加が少ない事でした。プロのガイドによる講演が無料で受けられる、 こんな機会を利用しないのはもったいないし、会員全員が安全についての認識レベルを同じにするためにも 次回は参加してもらいたいと思いました。


 2018年 11月 11日(土)  海外登山報告集会(~海外登山の魅力に触れる講座~)
福岡朝日ビル地下会議室 16
岳 ヒデさん ようちゃん 1080 ローリングストーン
まりりん まっちゃん
12:50 講演開始 → 17:30 終演 → 18:00 懇親会 → 20:30 懇親会終了
★岳 記★

 県の常任理事を引き受けて、今年で3年目になる。引き受けた当初から分担は、「海外担当」で常任理事会に関わってきた。なった1年目は何もなくそれなりに過ごしていたが、2年目の途中でひょんなことから、この行事(海外登山報告集会)に主体的に取り組むことになった。去年(2017年)したときは、同じ場所の違う会議室で24名の参加者で、実施することができた。こぢんまりとした雰囲気で、それなりに充実していて良かったと思った。それから、もう1年が経った。
 今回は、VIPの「近藤和美」氏を招待しての講演会なので、大入り満員になるかと思ったが、思うように参加者が集まらず、常任理事会としても「参加者集め」に腐心することになった。最後の土壇場になって、やっと当日の参加者が57名になった。80名は入る会議室だが、これくらいの数が入ると盛況だった。やっと終会間際になって、ホッとすることができた。
 四者四様の講演が、瞬く間に過ぎていった。圧巻は、やはり近藤氏(日本勤労者山岳連盟名誉顧問・76歳)の繰り出すヒマラヤ・ストーリーだ。スクリーンには、ヒマラヤの8000m峰が次々に映し出される。迫力ある山々の映像に、参加者の誰もが見入っている。 それらの映像に近藤氏が素早く説明を加えている。原稿も見てないし、話も聞き取り易か った。1つ1つの山の話をゆっくり聞きたいところだが、本当に駆け足だった。私としては、「K2」の勇姿がとても印象に残っている。そして、終了予定の時刻を遙かに過ぎて、17:30分に講演会が終了した。終会後は「懇親会(18名参加)」で盛り上がって、長い一日は終わった。(今回の行事は、「登山時報」にも行事報告が載ります。)


 2018年 11月 3日(土) 〜 4日(日)  あしび50周年記念山行 くじゅう集中登山 

Aコース 久住山山頂 全員集合!
ヒデさん(L) まっちゃん ピトシ君 われもこう
フジちゃん しまちゃん
■1日目
10:10 赤川登山口出発 → 13:20 九重山着(昼食) 13:40 → 14:25 天狗ヶ城 → 14:25 天狗ヶ城 → 14:50 中岳 →   15:30 久住分かれ → 16:30 すが守越下 → 17:10 法華院山荘着
■2日目
6:15 法華院山出発 → 8:30 大船山 → 10:50 坊がつる → 11:30 雨ヶ池(昼食) 11:50 → 13:10 長者原着 → 13:30 温泉着
★(リーダー)ヒデさん 記★

■1日目
長者原の到着の遅れや、車乗り換えの時間がかかり赤川登山口出発が1時間ずれてしまった。赤川登山口から1時間位は気持ちよい森林を進んで行った。 しかし、赤川から久住山の木製の急な階段が皆を苦しめ、足を攣る人もいて時間を要した。天気は快晴で、阿蘇、根子岳が良く見えた。 久住山で昼食をとり、久住分かれで足が攣った一人を残し、ピトシ君には夕食の鍋を届けるため先に法華院まで行ってもう。15時30分には到着している。 中岳まで行き、久住分かれで合流、久住分かれからの下りも岩が多く難航した。法華院山荘着時は、暗くなる前に着けて良かったが、全員足腰がヘロヘロ状態だった。
■2日目
大船山へは法華院山荘の談話室に留守番の2人に荷物を預け、荷物を最小限にして4人で登った。山頂では紅葉見られなかったが、雲海に島のように突き出た由布岳が見事だった。 360度のパノラマは雄大な九重連山を見ることができた。長者原に近づくと鮮やかな紅葉に見とれながら下山した。大きな怪我もなく全員無事に下山出来ほっとした。


 赤川登山口は、温泉の匂い立ち込める森の中にありました。 車から降り立つと空気がひんやりと澄んでいて、空はとても晴れ渡っていて、日々仕事に追われる毎日を忘れ、元気になれそうな一泊二日の山旅が始まる気がしました。
 最初は沢沿いの森の中の緩やかな傾斜をゆっくりと進んで行きました。「ああ、歩きやすい好きな感じの道だなぁ」なんて思っていました。ところがだんだん傾斜がきつくなってくると、丸太の階段がこれでもか!というくらいしつこく出てきました。しかも丸太間が非常に狭くて土がえぐれている箇所もあり、足の置き所が無く非常に歩きにくかった‥‥。私などは自分の重い体重と重い荷物を運びあげることに精一杯で、ただただ足を運ぶのに必死でしたが、フジちゃんはしっかりと下りの安全性を考え、明日同コースを下山予定の方の心配などをされておりました。さすがです!
 そして丸太階段を抜けると今度は大きな岩がゴロゴロの登りが続きました。ヒデさんにスリングで引っ張ってもらうと、少し登りやすくなりました。
 そうして予定より遅れ、13時過ぎに久住山に到着しました。山頂は大勢の登山客でにぎわっており、見渡す限りの展望でした。
 予定時刻よりだいぶ過ぎていた為、ピトシさんが気をきかせて自分は豚汁の材料を背負って先にバンガローへ降りると提案してくれました。久住山の登りで足にトラブルのあったしまちゃんは、久住別れで待機することになりました。そして残りの4人で天狗ヶ城と中岳へと向かいました。
 赤川登山口からの急登でだいぶ疲れておりましたが、九州本土最高峰の中岳は初めてでしたので、頑張って歩きました。中岳からは御池が臨めましたが、紅葉はもう過ぎてしまったようでした。そして御池のほとりを歩いて久住別れへ戻り、しまちゃんと合流して坊ガツルへと向かいました。もう足がヘトヘトでした。北千里ヶ浜からの岩がゴロついた下りでは、何回か転倒しそうになりました。
 そうしてどのチームよりも一番遅く、17時過ぎにバンガローに到着しました。バンガローではまぁ〜まぁ〜ちゃんをはじめ、山行部の方々等がみんなの豚汁を作ってくれていました。
 本当に私などは自分のことで手一杯でなんのお手伝いもできず、美味しい豚汁をいただくばかりで、「感謝」の一言です。クタクタの身体に温かい豚汁とおうどんが沁みました。 豚汁パーティーを終え、温泉へと向かう途中、ふと見上げると空は満天の星空でした。
 翌日、Aチームは大船山を登り、雨ヶ池を越えて長者原へ下りるコースでした。昨日の歩きが堪えたとのことで、しまちゃんとフジちゃんは山荘で待機することになりました。そのため余分な荷物を預けさせてもらい、荷物を軽くして4人で大船山へと向かいました。途中、坊ガツルキャンプ場には色とりどりのテントが張られていました。ピトシさんの目算によると、40張くらいあるだろうとのことでした。みんなくじゅうの秋を楽しんでいるようでした。
 大船山もまた素晴らしい展望でした。雲海の中にぽっかりと、由布岳が佇んでいました。
 本当に2日とも良いお天気で、たいへん恵まれた2日間だったと思います。 標高の低い長者原あたりは、まさに紅葉の見頃でした。山に登らない観光客の方々も散策を楽しんでおられました。本当に気持ちの良い道だね、とまっちゃんとお話しながら、私たちも紅葉を楽しみました。2日目はほぼ予定通り、13時過ぎに長者原に到着しました。
 一番長いAコースをなんとか歩ききることができ、十分な達成感を得ることができました。日常生活でなんかキツイことがあっても、頑張れそうな気がします。 今回本当に自分のことで手一杯でしたが、色々な方々の助けがありました。山の会だからこそできることであり、深く感謝致します。 (われもこう 記)



Bコース 中岳山頂 全員集合!
ヨコ(L) りきちゃん ローズ いちりんそう
まぁ〜まぁちゃん
■1日目 45分遅れで出発
9:45 男池出発 → 11:00 ソババッケ(軽食) → 11:50 段原 → 12:20 大船頂上 → 16:00 法華院
■2日目
7:00 法華院出発 → 7:40 すがもり越下 → 8:45 久住分かれ → 9:30 天狗ヶ城 → 10:00 中岳 →10:45 久住分岐(昼食) → 11:30 久住山 → 13:40 牧ノ戸 → 14:10 九重観光ホテル
★(リーダー)ヨコ 記★

■1日目
ソババッケ:ソババッケの由来について、ああだこうだと話がでたが・・・。 大戸越え~段原きつい登りが続いて、ペースがなかなか上がらず、女性3人は登れないかと思い、石丸さんと二人何かに取り憑かれたように頂上に到着5分間程休み下山。下山途中女性二人に遭遇5人中4人は登頂。 段原~法華院:一人バテ気味のかたが居たので、先に石丸さんと先に下山してもらい、私は女性二人を待ち一緒に下山長ーい下りでやっと16時に法華院に到着。
■2日目
7時法華院出発。昨日の疲れもあり、足が少し重いが皆さん順調に進んだ。千里浜は風が強く、寒く上着、手袋装着。 登り登りで皆さんバテ気味、最後の力を振り絞り久住に到着、景色も良く心地良い達成感を感じた。 赤川は女性陣は危険だと前日情報があったので、女性陣は牧の戸峠へ、我々野獣二人は野生に戻り一気に下山。私はつま先でバランスを取りながら降りたが、膝が悪い人にはきびしいかも。
初めてのリーダーで反省点がただありました。次回に活かせば。初めて色んなコースを回り位置とか、色んな事が分かったので実りある50周年にふさわしい山行でした。



Cコース 三俣山山頂 全員集合!
山ちゃん(L) ローリングストーン なべさん サト
みっちゃん スギちゃん ようちゃん
■1日目
9:40 長者原出発 → 11:40 諏蛾守越 12:05 → 12:45 三俣山西峰 → 13:23 三俣山本峰 → 14:05 三俣山北峰 → 14:50 三俣山南峰  →16:00 諏蛾守越 → 16:15 諏蛾守越下 → 16:25 北千里浜東端 → 17:00 法華院温泉山荘到着
■2日目
7:00 法華院温泉山荘出発 → 7:10 坊がつる東端分岐 → 8:30 大戸越 → 9:30 平治岳南峰 → 10:00 平治岳 → 10:40 大戸越 → 12:25 ソババッケ → 13:20 かくし水 → 14:00 男池園地
★(リーダー)山ちゃん 記★

■1日目
秋旻の陽差しを浴びた金色のススキの中をすがもり越まで歩き、そこから急登で三俣山西峰へ、ここで引き返す登山者が多いが、三俣山本峰はまだまだ高い。 本峰から南峰まではコースタイムで10分、北峰周りで35分とあったので希望者は北峰周りとしたが、本峰からの下りはぬかるみの急傾斜で木の枝やロープをつかんでの下降。後は特に危ない箇所は無いが、どちらのルートもコースタイムの倍の時間を要し南峰で長く待たせてしまった。 大船山が夕日を浴び輝くころ法華院に到着。りきちゃんとヨコが山荘前まで出てきていて出迎えてくれた。
■2日目
二日目は、坊がつるから平治岳。花の無い時期に来るのは初めてだが、山頂から坊がつるを俯瞰する展望は相変わらずいいものだ。大戸越からソババッケへの下りは道は悪くないが時間が掛かった。ソババッケから男池園地の区間は紅葉が素晴らしく散策する人も多かった。男池湧水を飲み集合場所の牧ノ戸温泉へ向かう。 今回あしびに入会して初めての集中山行への参加だったが、参加者の温度差が大きく集中山行という意味合いにおいては揃わず帰ってしまうなど後味の悪い行事となってしまった。
50周年を記念してすばらしい会歌ができたのに会員の行いが伴っていない現状は悲しいことである。