2018年 12月 22日(土)  福智山 冬山歩荷訓練(トレーニング・オールディーズ)
九州(福岡) 福智山地
岳(L) サト 他1人
9:00 上野発 → 9:50上野越し(10分) → 10:30 筑豊新道(アイゼン着) → 11:20 新道終点 → 12:50 赤牟田ノ辻(10分) → 14:40 福智山頂 → 16:00 上野着 → 17:15 八幡西着
★岳 記★   

 冬山山行のための最後の仕上げに、近場の歩荷訓練に福智山に行ってきた。晴れるはずだったが終日曇りで、出発時はかなり汗ばむくらいの陽気だった。前回とは大違いだ。今回は上野越しから下って、筑豊新道をアイゼン歩行の練習を兼ねて、登り返した。
 河原沿いの、段差があるガレ場の登山道が好都合だった。1時間位でぬけて、縦走路にでた。歩きやすいいつもの草原の道だが、荷物が重い分、赤牟田ノ辻の登りが滑り易くて、手こずった。予定より早い時間で折赤牟田ノ辻に着いた。 折り折り返して福智山頂が3時前。本番では、9時間近く歩く日があるが、あっさりと下山を決めて降りてきた。雨後の山道はどうしても滑りやすい。肩や腰に荷物の重みを感じながら、滑らないように足元に気を付けて、駐車場まで戻って来た。(16:00 終了)


 2018年 12月 7日(金)〜8日(土)   求菩提山~犬ヶ岳
 初冬の里山歩荷訓練(トレーニング・オールディーズ)
九州(大分・福岡) 英彦山山地
岳(L) サト 他1人
■12月7日(金)
16:20 八幡西発 → 19:00 求菩提山駐車場着 → 22:00 就寝 
■12月8日(土)
6:00 起床 → 7:20 取付 → 11:35 登攀終了  → 13:20 テント場 → 18:30 八幡西着
★岳 記★   

 今年の年末は、四国の石鎚山系の主脈縦走に行く予定で、訓練を続けてきた。その訓練もそろそろ締めくくり。それに相応しい冬本番を思わせる様な状況で、歩荷訓練をすることができた。求菩提山~犬ヶ岳の縦走コースを歩こうと思い、久しぶりの求菩提山に来た。北九州から、直方経由で、田川、犀川そして広域農道を通って、1時間足らずで豊前まで来てしまった。早すぎたと思い、わざわざ国道近くのコンビニに立ち寄って食料とアルコールの追加購入をして、求菩提山駐車場に来た。まだ7時だ。
 テントを張って、いつもの「ウインナーと餃子」のつまみで盛り上がった。締めは「焼きそば」を作って終わり。3人だが5食はいけると思ったが、4食で終わってしまった。外は既に寒いが、テントの中は快適で過ごしやすい。本当にくつろいだ一時を楽しむことができた。(22:00 就寝 5:00 起床)
 外は朝から冷え切っていたが、起床した時のテント内は暖かいくらいで、快適に起きることができた。朝食を済ませて、テントをたたんで、全ての荷物をザックに入れて出発した。川沿いの道を登山口に向けて歩いて行ったのに見落としてしまった。後戻りして、登山口に戻って、登山開始。
 阿弥陀窟を経て上宮まで、約1時間40分。山岳信仰の山らしく随所に古の名残がある。国宝「投入堂」を見て以来、山岳信仰には畏敬の念と興味を覚えだしていた。正に地元の山にもその伝統が息づいている。山中の随所に、昔の宿坊の礎を今も垣間見ることができる。往時の賑わいが想像できるようだ。上宮に着く前の「鬼の鐙の石段」にこの山の個性を感じた。いつか若い頃に来ているはずなのに、初登山のようだった。
 山頂から一の岳までも、それなりに時間がかかってしまった。荷物を担いでいるし、腰の調子も今ひとつだった。途中から、うっすらと積雪が目につくようになってきた。そして稜線。「犬ヶ岳」周辺の稜線(九州自然歩道)は、樹氷で木々が輝いていた。見事としか言いようがない。天気予報通りの寒波の襲来で、冷え込みの厳しい一日になった。
 一の岳山頂で休憩(10分)した後、犬ヶ岳から笈吊岩へと縦走を続けた。この時点で 最初の予定より行動時間が遅れており、経読岳まで行くのは無理が生じてきた。それでも笈吊岩で、懸垂下降とアイゼンワークの練習を1時間はしただろうか。雪がついて濡れた岩場は手強かったけど、冬場の良いゲレンデになった。エイトノットがスムーズに作れなくなる等のハプニングもあったが、それも反省材料。 最後はうぐいす谷を経由して4時過ぎに求菩提山駐車場に戻ってきた。
 ※今回もレンタカー(5940円/1日)を使い、会費を(約3000円/1人)で実施した。