『山の魅力』

 笑い、滴り、装い、眠る山 四季折々に変化する山。 そして、気象の変化、共に汗する仲間の変化。また、山歩き、沢登り、登攀等の多様な楽しみ 更に視野を広げれば、山の博物、渓流釣り、写真、絵画、文学、を楽しむ仲間がいる。千山万岳の国日本、好きな山に通い、まだ見ぬ山に憧れる。 山は多くの魅力を有している。
 自分は 人に劣る体力、人に劣る運動神経(バランス感覚)、人に勝る小心にして臆病な性格、これらを常に自覚しながら山に相対している。 幸いにして自身の事故は回避しているが、一方で幅広い山の楽しみ方の内ごく限られた山歩き、山旅に甘んじている。
 山は私にとって、非日常の世界として受け入れてくれることである。 日常の柵から解放され、素直に自然と自分の世界を融和することができる場である。 一人で山に入った時は自分を相手に、そして 周囲の自然、雨や風に、岩や樹々や鳥や草花に語り掛け、饒舌になっている自分に気づく。 仲間と行を共にした時には、様々な話題が展開する会話に耳を傾ける。 草花の名を始め多くの事を教わる。
 若き日の山、現在の山、これからの山、楽しみ方は歳を重ねると共に変わろうとも、山が持つ魅力は新たな魅力を加えて より大きなものになりつつある。
ーーー ダンちゃん 文 ーーー

 【個人山行】 2020年 1月 31日(金) 〜 2月 2日(日)  久住山
 冬のトレ・ハイ(冬パイン合宿)オールディーズ  
日本百名山
九州(大分県) 九重山系
岳 サト ヒデさん 他2名
■1月31日(金)
18:15 八幡西区発 ⇒ 21:40 赤川駐車場着(久住)
■2月1日(土)
6:00 起床 → 7:30出発 → 13:00 久住山 → 16:15 坊ヶツル
■2月2日(日)
6:30 起床 → 8:10 出発 → 11:10 久住山 → 14:15 赤川駐車場 ⇒ 18:40 八幡西区着

★岳 記★
 今年の冬は、全く雪を見ることもなく、1月が終わろうとしていた。おまけに雨だけがよく降ったと思っている。それでも去年に引き続き、久住合宿を実施することにした。 参加者も5名で、体裁も良い。目指すは西稜経由の久住山。赤川駐車場から小田谷の谷筋を詰めての登頂が目標だ。一泊二日の冬山山行なので、各自の荷物もそれなりにあって、よい訓練になるはずだった。
 週末の天気は、2日間とも晴れるはずだったが、土曜の午前中は、稜線には雪がついて、雲がどんよりとかかっていた。出発して最初は順調だったが、久住別れ近くまで登って来ても、 晴れていれば真正面に頂上稜線(西稜)が分かるはずなのだが、視界不良の中、冬山の薮漕ぎをする羽目になってしまった。立って歩くこともできずに、中腰で、時には這って歩いて、やっと上部の見わたせるすっきりした尾根筋にたどり着いた。 あとは、急な尾根筋を、アイゼン装着で、登っていくだけだった。視界がないのは残念だったが、それなりに岩尾根歩きを楽しむことができた。予定より遅い山頂だったが、天気もすっきりせず、足早に坊ヶツルに下ることにした。 午後から天気が持ち直してきたが、冬の日の入りは早く、夕方の寒気も厳しくなってくる頃にようやく坊ヶツルに着くことができた。全員でテント設営をした後、快適なテントの中で、夕餉の一時を楽しく過ごすことができて良かったと思っている。
 テントの中で翌日の行程をどうするかで、話が少しにぎやかになったが、結局、来た道を戻ることにしてしまったが、成り行きとしては正解以上だと思っている。全員で予定の行程を踏破できなかったのが残念だが、参加者全員の体力・技量が揃わなければ、どうしようもない。(これもリーダーの最終判断!)
 2日は、朝から申し分ない快晴で、気持ちの良い1日になった。余裕で久住の山頂経由で戻って来るかと思ってしまったが、この時も思いこみ違いがあって、予定よりも遅い帰着になってしまった。ハプニングはいろいろありうるが、それらを常に想定内にいれての行動計画を考えておく必要がある。帰りの途中で、久住別れから見上げると、快晴の空の下、3人の登山者が西稜を登っていくのが見えた。 「スッキリとした岩の稜線を、どこまでも高みを目指して登っていきたいものだ。」とつい思ってしまった。


 【個人山行】 2020年 1月 19日(日)   皿倉山
 冬のトレ・ハイ(冬パイン訓練)オールディーズ  
九州(福岡県) 帆柱山系
岳 川島 サト ヒデさん 他2名
8:40 麓駐車場発 → 10:40 皿倉平 → 11:40 鷹見神社 → 13:00 ビジターセンター → 14:30 中の岩(1時間) → 16:00 駐車場着

★岳 記★
 冬山合宿が終わって、2020年が始まったと思ったら、もう1月が終わろうとしている。こんな調子であっという間に、時間は過ぎてしまう。今回は1月下旬の「雪山満喫・由布岳登山」の事前トレーニングのつもりで企画した。恒例の歩荷道を2時間近くかけて山頂までやってきた。ヒンヤリとしていて、トレーニングには好都合だ。荷物も20kg近く担いでいて、いい練習になった。
 12月から、これで3回目の歩荷練習だが、歩くスピード、パッキング、ストック使い等に気を付けながら、練習を楽しむようにした。鷹見神社からの登り返しが試金石みたいなもので、歩くペースを落とさず、一定の速さで登りきりたいが、最近ではなかなか思うように歩けていない気がする。本格的な登山(冬山や長期縦走)には、歩荷力は欠かせない。 冬場に山行予定のない時は、皆で集まって歩荷とアイゼントレーニングに精を出したいものだ。
 予定より1時間遅れて、ビジターセンターに着いた。 昼食を手際よく終わらせて、ハーネスを付けて昼からの訓練予定の「中の岩」に移動した。煌彩の森から歩いて20分ほどで、現地着。 懸垂下降地点近くに、にわかの下降用支点を作って、初心者の3人に懸垂下降を練習してもらった。荒れ放題で雑然とした岩場だが、それでも大切なゲレンデだ。ここで、アイゼンワークや懸垂下降を年に2回位はしている。地味な活動だが、基礎基本を大切にして、今後も本格的な山行が続けられようにしていきたいと思っている。1時間程度の練習だったが、終わって下山して来た頃には、もう4時を過ぎていた。皿倉山は、老若男女を問わず格好の活動のフィールドになっている。ありがたいと思う。)


 【会山行】 2020年 1月 13日(月・祝)  宮地岳(180m)~在自山(249m)
 初詣山行。海抜0mから光の道を宮地嶽神社まで歩き参拝後、宮地岳から在自山まで縦走。
 昼食はお雑煮を作っていただきながら、新年の抱負を語りあい親睦を深める。  
九州(福岡) 福岡県福津市
みっちゃん(L) カメさん ぢゅうきち スミちゃん ようちゃん イチ(ichi) ムック しまちゃん フジちゃん なべさん たっちゃん いちりんそう みさピー 二郎さん ローリングストーン 一般5名
10:00 宮地浜駐車場 → 10:05〜10:15宮地浜(体操) → 10:30 宮地嶽神社 → 11:00 奥ノ院 → 11:30 宮地岳 → 12:00〜13:00 在自山(昼食) → 13:10〜13:20 展望台(合唱) → 14:00〜14:10 金毘羅神社 → 14:30 大阪屋(松ヶ枝餅) → 15:00 解散

★一般参加者 記★
 今日は飛び入り参加させていただき、お世話になり、ありがとうございました。久しぶりの登山でしたが、ペースがゆっくりで、気持ちよく歩くことが出来ました。5才から80才、31人参加の登山となり、活気がありましたね。
 頂上で美味しいお雑煮とコーヒーを堪能でき、和やかな雰囲気で幸せを味わいました。お昼の準備、運搬、お料理ありがとうございました。そして、展望台では大合唱で盛り上がり、海を見渡し清々しい気分になりました。最後のシメは松ヶ枝餅でほっこり、楽しい一日となりました。

★みっちゃん(L) 記★
 Nファミリー(別パーティー)を含めると、総勢31人になったが、皆さん和気あいあいと楽しい山行になり、ケガもなく無事下山出来てホッとしている。
 昨年と同様に展望台での昼食を考えていたが海からの風が少し強くて冷たかったため、在自山の約20メートルほど東側の木立の中の風の当たらない平らなスペースでお雑煮を作った。
 毎年、展望台で海と里に向かて合唱しているが、今年は飛び入り参加の山ガール3人も加わって、「故郷」などを全員で合唱したのは感動的だった。あしび合唱団誕生?(リーダーの自画自賛?!)
 反省点として、大きな鍋に一度火を通した食材とお湯を投入したが、煮え立つのにかなり時間がかかってしまった。次回はコンロを4台にして鍋も少し小さめにし、それぞれアルミの衝立をして放熱を防ぐなど工夫が必要だと思う。
 また、「大阪屋で松ヶ枝餅をいただく」のはマンネリ化しているので、来年度は新しい企画も検討したい。