【会山行】 2023年 6月30 〜 7月3日(月) 礼文島トレッキング・利尻山 (1721m)
 日本最北端の百名山に登ろう

タイム 4時間47分 距離 9.2km 累積標高差 387m


タイム 12時間13分 距離 12.3km 累積標高差 1577m

北海道  礼文島 / 利尻島
カメさん(L) じゅんちゃん AKI ムック しまちゃん はっちゃん ゴン
■6月30日(日) 8:00 ファミマ海老津駅前店 8:20 ⇒ 9:30 福岡空港(雷雲発生に因る地上作業遅延で出発が遅れる)12:02 ⇒ 14:06 新千歳空港 15:45 ⇒ 16:30 稚内空港 16:50 ⇒ 17:15 ホテルニューチコウ(泊)
■7月1日(月) ホテルニューチコウ 5:00 ⇒ 5:15 稚内港 6:30 ⇒ 8:35 礼文/香深港 8:45 → 礼文島トレッキング(桃岩、つばめ山等の景勝地、北のカナリアパーク、花を観賞) → 13:35 礼文/香深港(武ちゃん寿司でラーメン)16:30 ⇒ 17:15 利尻/鷲泊港 ⇒ 17:50 旅館大関 (泊)

■7月2日(火) 旅館大関 4:52 ⇒ 5:04 利尻北麓野営場 5:12 → 6:10 四合目(軽朝食)6:20 → 7:05 五合目 → 8:10 七合目(胸突き八丁)→ 8:58 第二見晴台 9:10 → 9:39 八号目(長官山)9:39 → 9:57 避難小屋 10:10 → 10:48 九合目(正念場) → 11:45 ▲利尻山 12:15 → 13:05 九合目 → 13:50 避難小屋 → 14:27 第二見晴台 → 15:25 六号目 15:35 → 16:35 四合目 → 17:10 利尻北麓野営場 17:45 ⇒ 18:00 旅館大関 (泊)
■7月3日(水) 旅館大関 7:30 ⇒ 7:35 利尻/鷲泊港 8:30 ⇒ 10:05 稚内港 10:15 ⇒ 10:30 稚内空港 11:50 ⇒ 12:30 新千歳空港 14:56 ⇒ 17:10 福岡空港 解散
レブンウスユキソウ コウリンタンポポ レブンサクラソウモドキ オニシモツケ ミヤマキンポウゲ 他
★カメさん(L) 記★
7月1日 レンタカーもタクシーも3カ月前に予約を入れるが満杯でダメでした。予定を変更して礼文山登山から乗り物を使用しないトレッキング(桃岩展望台コース)にする。香深フェリーターミナルから徒歩で桃岩登山口まで北の町風景を楽しむ。登山口からはしっかりとした道標が有り迷うことは無い。前日からの雨で足元が悪い。桃岩展望台、キンバイの谷、つばめ山と標高300m~200mの所でアルプスの高山植物を見る事ができる。キンバイの谷でキンバイを見る事が出来ず残念だった。北のカナリアパークに立ち寄り、若い時の吉永小百合さんと会う。ゆっくりとした時間が流れ最北の島を堪能する。
7月2日 天気は曇り利尻北麓野営場の靴洗い場で靴底の泥を洗浄後登山開始。樹林帯のなかの歩きは日が当たらないが風が通らず暑い。利尻島固有の花を見つけては携帯を覗き余裕の登りは長官山(8号目)まで、きつい登りがここから始まる。9合目からは登山道の崩壊が進んでおり、滑落や転倒に気を付けてゆっくりゆっくり登る。残念ながら山頂は雲の中、時折り雲の切れ間からの眺望を楽しむ。

★ムック 記★
礼文 エーデルワイスに似ているというレブンウスユキソウが見れるか?期待をしながら香深港から歩き始めると、桃岩を過ぎたあたりから登山道の両側にあるある!雨上がりのトレッキングは、今しか見られない花々をたっぷり楽しんだ。途中のつばめ山から西側の元地の海岸に見える赤い屋根の建物は、たぶん47年前に宿泊した「ユースホステル桃岩荘」。今も営業していると聞いた。礼文の海、空、桃岩や猫岩、20歳の私が見た景色を再び見ることができて感慨深かった。
利尻 フェリーから見える利尻山はまさに「利尻富士」!その美しさは全国どの富士にも負けないと思う。九重山くらいの標高だが、登山口から1500mあまりの上り下りはハードだった。特に9合目からは傾斜がきついのに合わせて足元も悪い。しっかり整備されているので登っていけるが、崩れが進んでいくと登れなくなってしまうのではないか、なんて思った。ここでも固有の花をたくさん見ることができ、特に満開のキンバイの花畑と雪渓の美しい斜面が印象に残っている。

★しまちゃん 記★
礼文 日本の最北の離島、礼文島に遂に来ました。変化に富んだ地形に高山植物が咲き、名前の通り花の浮き島でした。レブンウスユキソウ等が群生し時を忘れさせてくれました。素晴らしい花畑でした。
利尻 洋上に浮かぶ利尻島に2連泊し名峰、いざ利尻富士に挑戦します。端正なシルエットは圧倒的に美くし、山頂付近のお花畑は一見の価値ありです。途中、シマリスに出会えてホッコリ。下山する時は、こんな急登を登ったんだと再認識。疲れ果てましたが、楽しい登山が出来ました。


 【個人山行】 2022年 9月 15日 (木) 〜 18日(日) 立山連峰(3,015m) 〜 剱岳(2,999m)
 立山連峰縦走と剱岳登頂 紅葉と岩を楽しむ

タイム 22時間31分 距離 20.4km 累積標高差 2,311m
中部(富山) 飛騨山脈
日本百名山
カメさん(L) AKI じゅんちゃん
■15日(木)
小倉駅新幹線 19:46 ⇒ のぞみ76号・・名古屋駅 → 名古屋駅太閤通南口JR高速バス 23:30 ⇒
■16日(金)
⇒ 富山駅 4:50 → とやま電鉄 5:23 ⇒ 6:14 立山駅  → 立山アルペンルート 7:00 ⇒ 7:07 美女平 7:40 ⇒ 8:30 室堂 → 登山口 8:45 → 9:42 一の越 9:47 → 10:45 立山 (雄山) 11:06 → 11:15 大汝山 11:21 → 11:22 大汝休憩所 11:43 → 11:50 富士の折立 12:19 → 12:51 真砂岳 13:13 → 13:55 別山 14:11発 → 14:13 北峰 14:27 → 15:00 剣御前小舎 15:03 → 16:27 剣岳荘 (泊)

■17日(土)
剣山荘 5:21 → 7:12 前劔 7:43 → 8:24 避難小屋 8:46 → 9:02 剣岳山頂 (朝食) 9:55 → 10:08 避難小屋 10:43 → 11:13 前劔 11:28 → 12:46 剣山荘 13:42 → 15:28 剣御前小舎 15:43 → 剣御前山 15:46 → 16:00 剣御前小舎 (泊)

■18日(日)
剣御前小舎 5:05 → 5:08 剣御前山 5:19 → 5:28 剣御前岳 5:44 → 6:06 剣御前小舎 6:34 → 7:50 雷鳥沢野営場着 7:51 → 8:19 雷鳥荘 8:21 → 8:43 みくりが池温泉 8:52 → 9:07 室堂バスターミナル
■20日(日)
室堂バスターミナル 10:00 ⇒ 10:07 立山駅 11:51 ⇒ 富山駅 ⇒ 13:14 あいの風とやま鉄道 ⇒ 14:16 金沢駅 14:20 ⇒ 17:00 新大阪駅着 17:18 ⇒ 19:38 小倉駅
★AKI 記★

 9月15日 (木) 午後7時、戸畑駅出発。小倉から新幹線で名古屋へ。夜行バスで16日(金)朝5時前に富山着。始発の乗客は、殆どが登山客。車窓から立山・剱岳を眺めながら立山へ。 駐車場は満車。ロープウェーは切符を買う人の列。美女平からバスで室堂に8時着。好天に恵 まれた立山連峰の雄姿を見て9時前登山口を出発。
 寝不足と暑さで登りが辛い。一ノ越からいよいよ雄山へ。調子は上向きに。11時前に登頂。 多くの人だが、縦走路に入るとまばらに。ここからずっと 360度の大展望。右手に後立山連峰、 眼下に黒部ダムを望み、大汝、富士ノ折立、真砂岳、別山と縦走。ついでの別山北峰から眼前 の剱岳は、とりわけ立派。「明日登るのか」と武者震い。剣御前小舎を経由し宿泊地・剱山荘に 午後4時半着。シャワーの刻限5時に間に合う。
 17日(土) 朝3時過ぎ、出発する人のヘッドランプで目覚める。6時前にサブザックで出発。荷が軽い。 小屋横が登山口。まず一服劔だが人込みで一服できず残念。登りは鎖場が9か所と30cm×4mの足場板。 7番でカラビナの練習。9番「カニのたてばい」は緊張した。落ち着いて慎 重に登れば、足場はしっかりしているので、恐怖はなかったが、とにかく必死に登った。
 9時、剱岳山頂。多くの人で、記念撮影も順番待ち。360度の大展望を満喫し昼食後下山。10番「カニのよこばい」と梯子も無事通過。足場はしっかりしている。下りも険しく長い。とりわけ前剱から一服剱は急坂の岩場が長く続いた。
 昼1時前に剣山荘に到着。ここから宿泊する 剣御前小舎までは、重い荷物で、長く感じた。3時半到着。小屋の眼前の剱御前山に登る。5時の夕食に間に合いそうにないので奥の剱御前は翌日に回した。張り詰めた緊張が緩み、酎ハイが一際うまい。ご飯もお代わりしてたくさん食べた。
 18日 (日) 5時出発。剱御前山、剱御前の2座をピストンし6時半に下山開始。雷鳥沢野営場までの下りは長く感じた。 さらに登り階段は、結構な長さで、きつかった。みくりが池を回ってや っと室堂到着9時。山行は終了だが帰路の交通が気になる。
 バス、ケーブルカー、富山電鉄と乗り継ぎ富山着。金沢行に、ぎりぎり飛び乗り、列車の中 で切符を買う綱渡り。 台風でJRは大混乱。帰れるのか。新大阪ではみどりの窓口に長蛇の列。運よく何とか予定通り小倉に定刻到着。 しかし在来線、バスはすべて運休。弟に迎えに来てもらい、予定通り午後8時前に戸畑帰着。
 夢のような、そして忙しい山行だった。


 【会山行】 2021年 10月 7日 (木) 〜 10日 (日)  立山三山 〜 大日三山 〜 称名滝
 秋山の縦走と展望 室堂平・大日平の紅葉と 称名滝の瀑布を間近に楽しむ
中部(富山) 北アルプス
飛騨山脈、立山連峰
立山ー日本百名山 奥大日岳ー日本二百名山

室堂 (2540m) 〜 浄土山 (2831m) 〜 雄山 (3003m) 〜 大汝山 (3015m) 〜 真砂岳 (2861m) 〜 別山 (2874m) 〜奥大日岳 (2606m) 〜 大日岳 (2501m) 〜 称名滝 (960m)
ダンちゃん(L) 二郎さん ローズ みさピー トトちゃん M はっちゃん
■10月7日 (木)
06:55 小倉 ⇒ (さくら)・・09:07〜09:46 新大阪 ⇒ (サンダーバード)・・12:20〜12:31 金沢 ⇒ (つるぎ)・・12:54〜13:50 富山 ⇒ (富山地方鉄道)・・14:57〜15:20 立山 ⇒ (立山ケーブルカー)・・15:27〜16:00 美女平 ⇒ (富山高原バス)・・16:50 室堂 → 17:05 みくりが池温泉
■10月8日 (金)
07:00 みくりが池温泉 → 09:25〜09:40 浄土山 → 10:15〜10:30 一ノ越 → 11:45〜12:20 雄山 → 大汝山 → 13:45 真砂岳 → 15:00〜15:40 別山 (北峰往復)  → 16:00 剣御前小屋

■10月9日 (土)
06:30 剣御前小屋 → 10:10 奥大日岳 → 12:00 大日小屋 (大日岳 13:10 往復) → 16:10 大日平山荘

■10月10日 (日)
06:30 大日平山荘 → 09:30〜09:40 称名滝 → 10:30 称名滝バス停
■10月10日 (日)
12:10 称名滝バス停 ⇒ 12:25〜13:33 立山 ⇒ 14:43〜14:57 富山 ⇒ (はくたか)・・15:19〜16:00 金沢 ⇒ (サンダーバード)・・18:33〜19:06 新大阪 ⇒ (さくら)・・21:24 小倉

★二郎さん 記★
     ーーー 登山1日目 ーーー
 みくりが池から剣御前小屋までのコース。浄土山、雄山と急途で石が多く険しい道が続く。高度が上がるにつれ、呼吸も早くなり、心臓もドキドキと鼓動を刻む。手首で脈を診る、規則正しく、強く脈を打っている。冬を運んでくるような風が頬をなぜ、心地よい。 時々、足を止め、室堂平を見渡す。これが富山で一番といわれる紅葉かと驚嘆する。夏にも何度かきているが、空の青、白い雲、緑の山肌、白い雪渓…大自然を感じさせるこのコントラストに絶句したものだ。秋は全く違う。チングルマの葉が茶褐色に紅葉し、榛松が深緑を主張し、その間をその他の 植物が黄色や黄土色で埋め尽くしている。まるで、ペルシャ絨毯ようにも、山々が上等のセーターを着て、冬支度をしているようにも見える。それが、日光の角度により、刻々と変化し、幾つもの景色を見せてくれる。見飽きない。
 大汝山で昼食をとる。右手の奥に槍ヶ岳が、左手に剣岳が迫っている。名だたる北アルプスの山々が一望できる。「緊急事態宣言」解除を待ちかねたような笑顔の登山客でいっぱいだ。右に北アルプス連山、左下に絶景の室堂平、観る角度でも景色が変わる。改めて「来て良かったなぁー」と思う。
 大汝山後、トトちゃんとみさピーさんが遅れ始める。酸素の薄い高度登山と重いザックを背負っての急勾配の歩行が応え、呼吸も荒く、体調も優れないようだ。
 15時、別山に登頂。ここから見る剣岳の姿が凄い!真っ黒い山肌が幾重にも重なり、まるでベースレーダー(スター・ウォーズ)の兜のようだ。襲いかかってくるような威厳を感じる。
 16時、剣御前小屋に到着。立山三山を終えたところで、トトちゃんとみさピーさんが下山を決意する。
     ーーー 登山2日目 ーーー
 小屋の前で記念写真を撮って、2人と別れた。ここからは初見の山行である。アップダウンを繰り返しながら、奥大日岳、大日岳と進み、下山後大日平山荘に泊まるコース。右後ろに裏剣岳を、左下に室堂平、天狗平の紅葉を眺めながらに進んでいく。絶景の連続だ!道端にはチングルマの群生や真っ赤な実をつけたナナカマドが疲れを忘れさせるように迎えてくれる…。
 12時に冬期閉鎖している大日小屋に到着。食事後、空荷で大日岳を往復する。後は岩だらけの下山道をひたすら降りる。途中、Mさんが膝をひねるが、シップを張り、痛みを堪え下山した。
 16時、大日平山荘に到着。温かいお風呂で汗を流し、乾杯のビールと色鮮やかな美味しい料理をいただいた。ビールがご褒美のように喉元を通り過ぎていく。うまい!
     ーーー 登山3日目 ーーー
 木道を歩き、牛首を下り、称名滝バス停まで向かった。日本一の落差を持つ称名滝のマイナスイオンが疲れた身も心も癒してくれた。 (終)

★はっちゃん 記★
 みくりが池温泉を午前7時に出発し、立山三山の一つである浄土山に登山。浄土山は私にとって今回が初めてであり、楽しみではあったが、のっけからの急登でとてもきつい。ゆっくり1歩1歩と自分に言い聞かせながら歩く。山頂に立つと展望が開け、南側には、いつか登りたいと思う薬師岳や五色ヶ原を望み、遠くには槍・穂高、笠ヶ岳、黒部五郎岳など過去に登った山々の展望も楽しめた。正面には、これから登る立山の雄山がひと際高くそびえたっていた。さらに奥には真砂岳、別山、その後ろに剱岳もその姿も覗かせていた。最初に登った浄土山からこれだけ多くの山を堪能できたのは、幸せでした。
 翌朝、剱御前小屋を出ると、目の前に剱岳の威風堂々とした姿が現れていた。大日三山の縦走は、剱岳や剱に連なる早月尾根を眺めながらの歩きになった。大日三山のなだらかな山容とは裏腹に、奥大日岳や大日小屋からの急降下の長い下りは、緊張感を伴い疲れる。大日平山荘に着いた時はホットした。大日平山荘では、シャワーで汗を流し、おいしい食事を頂き疲れを癒すことができた。
 最終日、午前6時半に出発し、大日平の木道を歩き。滑らないように慎重に歩く。木道の終点にくると、「牛の首」という急降下が始まった。地図上では、短い距離にみえたが、登山口に下山するまで、長いスリルのある下りでした。登山口に到着した後、称名滝の展望所に行き、豪快な瀑布を楽しむ。
 初日から天候に恵まれ、山友と一緒に北アルプスの大パノラマを満喫できたことは、この上ない喜びでした。 (終)


 2020年1月3日(金) ~ 13日(月・祝)  アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ


キリマンジャロ頂上
キリマンジャロに決まった理由は4つほどあります。 一昨年の納暑会で、まりりん、まっさん、益森さんと 海外登山をしたいという話題になり、ちょうどまりりんがJICAでケニアに行くので キリマンジャロに登ろうということになりました。また、高千穂ガイドから、特別な登山技術は必要なく、普通の人でも登れること アフリカ大陸で一番高い山、単独峰では世界一高い有名な山ということ、 高千穂ガイドにお願いして一度海外登山に行ってみたかったこと、などです。 また、登山学校卒業者が参加することになり、気心をお互い知ったメンバーなので安心して行けました。
準備は 脚力と持久力をつけるため皿倉山で歩荷訓練や、採銅所から福智山・皿倉山縦走、登山学校での大崩縦走などをしました。 富士山に登って高度順応の練習をしたかったのですが時間がとれずできませんでした。

特別な装備はありません。 日本は冬なので冬服で移動しタンザニアは夏なので夏服が必要。キリマンジャロ山頂用の冬装備の準備で着るものを最小限にするのが面倒でした。 ジャングルでは突然雨になることがあるということで折りたたみ傘、乾燥するのでリップクリームや日焼け止め、サングラス、カップ麺2個
アフリカ(タンザニア) 独立峰
高千穂ガイド ヒデさん まりりん(OB) 福岡4人
■1月5日(金) 登山1日目
8:00 ホテル ⇒ 1800m マチャメゲート → 3010m マチャメキャンプ場
■1月6日(土) 登山2日目
3010m マチャメキャンプ → 3900mの峠 → 3837m シラーキャンプ
■1月7日(日) 登山3日目
3837m シラーキャンプ → 4500m ラバタワー峠 → 3976m バランコキャンプ  == 行動時間約8時間30分 ==
■1月8日(月) 登山4日目
3976m バランコキャンプ → 4035m カランガキャンプ  == 行動時間約5時間 ==
■1月9日(火) 登山5日目
4035m カランガキャンプ → 4673m バラフキャンプ  == 行動時間約3時間30分 ==
■1月10日(水) 登山6日目
行動時間が一番長く約1200m登って約2000m降る工程
4673m バラフキャンプ → ステラポイント → 更に最高点ウフルピーク(5895m)登頂 → 往路バラフキャンプ経由 → ミレミアムキャンプ  == 行動時間約13時間 登り7時間分+1時間 / 下り5時間30分+1時間 ==
■1月11日(木) 登山7日目
ミレニアムキャンプ → ウエルカムキャンプ → ムエカゲート登山口  ⇒ モシのホテル泊
★ ヒデさん 記★   

 1月3日から1月13日の間で、アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロに登頂しました。高千穂有康さんにガイドをお願いし、参加者は福岡から5人、まりりんとは、キリマンジャロ空港で合流しました。羽田からドーハを経由してキリマンジャロ空港へ約20時間かけて到着すると、そこは日差しの強い夏でした。初日と最終日はモシのホテルに宿泊、キリマンジャロにはマチャメルートで6日間掛けて登ります。登山中は全てテント泊です。 高山病にならないためにアルコールは呑めないので、ホテルでおいしいビールを呑みました。

■1月5日 登山1日目  ホテルを8時、車でマチャメゲート1800mへ、ここから登山開始しマチャメキャンプ場3010mへ。マチャメゲートでは現地ガイドとポーター、コックと合流し総勢50人のパティーになりました。この日は14パティーが登ると言うことでしたので、単純に計算しても700人以上になります。 行動に必要な荷物のみを背負い、寝袋や着替えなどはポーターに運んでもらいます。 マチャメキャンプ場まで5時間ほどジャングルを進んで行きす。大きなシダや、初めて見る花などがあり、高い木には緑色の綿のような植物が垂れ下がっていました。 雨季が終わり、乾季に入ったと聞いていましたが雨も降ってきました。高度2500mを越える頃から、息苦しく、心臓の鼓動も大きくなり、大丈夫か心配になりました。 キャンプ場に到着すると、ポータ達が先に着いてテント設営や、食事の準備をしている。至れり尽くせりです。食事用の大きなテントには机と椅子があり、コーヒーや紅茶、ポップコーンなどが準備されていました。 夕食にバナナの煮たものが出され、粘り気のあるジャガイモのようで4〜5本食べました。 デザートのモンキーバナナはおいしかった。言葉は英語とスワヒリ語を使っていました。スワヒリ語で覚えたのは「アサンテ サーナ」(ありがとうございます)、「ハクナ マタタ」(大丈夫)、 「ポレ ポレ」(ゆっくり)、「ジャンボ」(こんにちは)、「マジ モト」(お湯)、まりりんは昨年7月からJICAでケニアに住んでおり、スワヒリ語は上手で休憩時間にスワヒリ語の勉強会をしました。 そしてポータたちがテントに集まってきてキリマンジャロの歌を一緒に歌い楽しい時間を過ごすことが出来ました。ポータや現地ガイド、コック、ウエータ はみんな良い人ばかりで いやな顔をまったくしませんでした。 キリマンジャロ登山は彼らの収入元です。登山時期以外は家で農業をしているそうです。

■1月6日 登山2日目  マチャメキャンプ 3010m →3900mの峠を越えて→シラーキャンプ3837m  富士山を越える高度まで登る。槍ヶ岳の3180mを登った経験しかなく、未知の領域に入る不安が横切ります。まだ頭が少し痛い。腹式呼吸をしながらまずは口をすぼめて口から息を全部吐く、そして口から大きく吸い込む、これを繰り返し登っていく。走ったりせず同じリズムでゆっくりと歩く。樹林帯から潅木帯になり高山植物が咲くルートを歩く。振り返ると富士山のような三角錐の形のメルー山4562m(タンザニア第2位)が見える壮大な眺めでした。

■1月7日 登山3日目  シラーキャンプ3837m→ラバタワー峠4500m→バランコキャンプ3976m 行動時間約8時間30分 この日は4000mを越える。この4000mが第一関門で、ここで高山病になると、登頂が危ぶまれる。少し頭痛がしたが、初日より軽かった。 景色は阿蘇山の中岳を数倍大きくした感じでした。キャンプ場への下り坂にはサボテンのような高さは2~10mの木がたくさん生えている。まるで巨人が手を広げて立っているようです。 なまえはセネシオキリマンジャロといい、葉が重なって伸びていて、葉1段が1年とういことですので100年以上経っている木です。

■1月8日 登山4日目  バランコキャンプ3976m→カランガキャンプ4035m 行動時間約5時間 目の前200m程のグレートバランコウォールの岩壁を越えでは、渋滞が出来てポータ達を通すのが大変でした。緩やかなトラバース道を右手にウフルピーク直下から続く南稜の階段氷河を展望しながら歩き、カランガ谷へ下って登り返すとカランガキャンプへ到着。キボ峰が目の前に迫って見えました。 この日の夜は 満月の明かりでキリマンジャロの山頂が白く輝いて幻想的な景色でした。

■1月9日 登山5日目  カランガキャンプ4035m→バラフキャンプ4673m 行動時間約3時間30分 昼からは高度順応のため4900m付近まで登りました。空気が薄くとてもきつい感じです。この頃から食欲が無くなり、お湯もあまり飲めなくなってきました。 キャンプ場からマウエンジ峰が正面に見える。キザギザの山並みは迫力があります。夜中に出発なので早めに就寝する。

■1月10日 登山6日目  行動時間が一番長く 約1200m登って約2000m降る工程です。バラフキャンプ→ステラポイン→更に最高点ウフルピーク(5895m)登頂。 往路を、バラフキャンプ経由。ミレミアムキャンプ 行動約13時間 (歩行:登り7時間分+1時間/下り5時間30分+1時間)  夜中の2時にアタック開始。ヘッドライトを付けてゆっくり登っていく。風が強くなりとても寒い。 なかなかステラポイントに着かない。途中登れなくて、下山してくる人たちとすれ違う。 とても辛そうな表情をしている。自分達もそうならないようゆっくりと登っていく。日の出とともに寒さも和らぐ。ステラポイントに8時頃到着。そこからは氷の世界でまぶしい。 さらに1時間掛けて最高峰ウルフピークへ。真っ青な空と真っ白な氷の世界です。下山時は足に力が入らず現地ガイドに支えてもらいながら下山しました。

■1月11日 登山7日目  ミレニアムキャンプ→ウエルカムキャンプ→ムエカゲート登山口→モシのホテル泊  ホテルでさっぱりし夕食では登頂証明書を頂きました。

■1月12日 午前中サファリで観光しキリマンジャロ空港から岐路に着きました。今回の登山は登山以外に、その国の文化や人に触れることが出来き、一生の宝物になりました。一緒に行ったメンバーと高千穂ガイドのおかげだと感謝しています。


 【会山行】 2019年 10月 31日(木) 〜 11月 2日(土)  開聞岳・高千穂峰


■11月1日 日本百名山
開聞岳 (924m) ・・・ 九州(鹿児島県) 南薩火山群
■11月2日 日本二百名山
高千穂峰 (1573m) ・・・ 九州(宮崎・鹿児島県) 霧島火山群
■11月1日
ダンちゃん(L) トトちゃん ムック 二郎さん ローズ スギちゃん みさピー OB3人
■11月2日
だんちゃん(L) トトちゃん ムック OB2人
■10月31日
09:00 八幡駅前 ⇒ 大谷IC ⇒ 指宿頴娃IC ⇒ 15:15 開聞岳キャンプ場(食料調達)
■11月1日
07:00 キャンプ場 → 08:35 五合目 → 10:45〜11:15 開聞岳 → 14:40 キャンプ場(昼食・蕎麦館 皆楽来) → 15:20 開聞岳キャンプ場 ⇒ 鹿児島 ⇒ 18:20 戸高氏宅 (美人の湯・入浴)
■11月2日
07:30 戸高氏宅 ⇒ 08:20〜08:40 高千穂河原 → 10:00 お鉢火口 → 10:45〜11:20 高千穂峰 → 11:55 お鉢火口 → 12:50〜13:05 高千穂河原 ⇒ 戸高氏宅 ⇒ 高原IC ⇒ 霧島SA ⇒ 大谷IC ⇒ 18:40 八幡駅前


★二郎さん 記★
 もう15年位前、僕があしび山の会に入って、最初に登った山は飯塚の三郡山である。 春過ぎの山行ということで、みんなで和気あいあいと談笑しながら登り、山頂付近でソーメンを食べた。 とても楽しい山行だった。 その時のリーダーがダンちゃんで、当時 山の会の会長をされていた。 宝満山方面への縦走途中、不意に「ちょっと待ってください」とダンちゃんが声をかけ、「コースを確認してきます」と先へ歩いて行った。 するとぢゅうきちが間髪を入れず「道を間違ったみたいやなー。でも、ダンちゃんのことだから、間違ったとは言わないよ。その分、山を楽しめたと思って歩きましょう。って言うよ」と、笑いながら話してくれた。 そこへ、ダンちゃんが帰ってきた。 僕の神経は合田さんの口元に集中した。 するとダンちゃんは「先へ来過ぎたみたいです。少し戻りますが、余分に山を楽しめると思って頑張りましょう」と言った。 なんだか可笑しくなって笑ってしまった。 なぜか、ダンちゃんっていい人だなーと思った。
 その後も、ダンちゃんとは北アルプスをはじめ、いろんな山に同行をした。 柔和な笑顔や優しい物言いからは察しがたい、山への厳しい一面を知り、さらに信頼感が増し、好きになった。 そして いつの頃からか、ダンちゃんが百名山達成をめざしていることを知り、その時にはぜひご一緒したいと思うようになっていた。
 それが、今年の11月1日 (ダンちゃんの誕生日) の開聞岳だった。 ザックに、頂上で乾杯するシャンパンを詰め込み、後発隊として小倉を出発し、19時にキャンプ場のログハウスで合流した。 参加者全員が顔を会わせ、持ち寄りのように一人一人が楽しい話を披露し、あっという間に21時を過ぎた。女性はベットに就き、その後も男性3人で山の話をし、眠りに就いた。
 朝 集合場所に、OBの南さんが見えた。 80歳を過ぎているというのに、頼もしさは失われていない。 南さんが傍にいてくれるだけでなぜか安心感に包まれる。 開聞岳はすでに2度登っている。 薩摩半島の最南に位置し、薩摩富士とよばれるだけあって、遠目の姿は美しい。 大隅半島の根元に位置し、いつも煙を吐いている荒々しい桜島とは対照的である。 桜島が男山なら、開聞岳はスタイルのよい女性のようだ。 山頂まで4時間近くかかったが、この山の素晴らしさは7合目からにあるように思う。 まるでラセン階段を登って行くような登山道を登りながら、地上の景色に目をやると、ある時は眼下に池田湖が見え、遠くに桜島が煙を吐いている。 少し進むと、錦江湾の全貌が見え大隅半島の最南端 佐田岬が立体模型のようにくっきり見える。さらに進むと、平たい種子島とギザギザ山の上に雲がかかった屋久島が見える。 天気が良いせいか、登山客が多い。大阪からのグループはこの連休で六山を登るらしい。 外人も多い。 女性たちが「ハロー」「グモーニング」「バーイ」「ファイト」知っている単語を並べ、愛想を振りまく。
 頂上に着くと、まさにパノラマだ。 体を一回転ひねると全ての景色が一望できる。踏破登頂の記念幕を広げ、合田さんの百名山達成の記念写真を撮り、シャンパンとコーラとクッキーでお祝いをした。 「ハッピバースデーツーユー」

★ダンちゃん 記★
 平成24年7月(2012年)に職を辞した。 積年の目標であった四国遍路の通し打ちを同年秋に果たすためである。
 その後、それまで中部山岳等の限られた山への山行を繰り返していたが、翌年から毎秋1ヶ月余の旅程で妻と共に物見湯(遊)山のドライブ旅の中で、未だ踏まぬ日本の山々を北から南へ巡ることを目標とした。 日本百名山をその指標として。
 格別の技術や知識があるわけでもなく、永年 単に山歩きを続けてきた経験に基き、自己満足で歩いた山々である。
 令和元年11月1日の74歳の誕生日に、百座目の開聞岳を結願の山とした。 今回の実行に当っては、常々共に歩いている仲間やOB・OGの方々から平日にもかかわらず同行の申し出があり、図らずも晴れがましい記念山行となった。 その仔細は、上記山行記の通りである。 改めて 山の会という組織と、個々の山友との絆の有難さを深く実感し感謝した山行だった。

★南さん(OB)  記★
 令和元年11月1日 ダンちゃんの百名山踏破 最後の開聞岳登山に参加させて頂きました。 誰にでも出来ない偉業と思います。
 参加されたあしび山の会の方々、ダンちゃん、二郎さん、ローズ、OB2人達との8年振りの再会、元気な姿を拝見して嬉しかった事です。 他にも私を覚えている方もおられて、山の会の山行で色々あった出来事などを思い出し、懐かしさがこみあげて来ました。
 私事ですが開聞岳登山は昨年の3月以来です。最近体力の衰え バランスの悪化で思い通りに動きません。今回の登山ではストックを止めて、手と足をフルに使って這う気持で頂上を目指しました。 お陰様で標高923mの頂上を踏み皆さんと記念の写真に納まることができました。有難うございました。

★トトちゃん 記★
 秋晴れのさわやかな朝、色づき始めた登山道、ゴロゴロした登山道も気にならず、前日の百名山記念登山、宿泊は元会員さんのご自宅でした。 手厚いおもてなしを受け、令和元年に「天孫降臨」伝説の高千穂の峰に登れてとても意義深い登山でした。

★ムック 記★
 開聞岳を下山後、先に帰るメンバーと別れ、4名で小林市在住のOGの戸高さん宅に向かった。 この日は戸高さんのご厚意に甘えてご自宅に宿泊させていただくことになっている。 夕食の鍋物を囲んで和やかな時を過ごした。 翌日は高千穂の峰に登るので朝早かったが、ご夫婦で薪ストーブで暖まった部屋と 朝食を準備していただいた。 心から感謝いたします。 高千穂の峰には戸高さんを含めて5名で登った。 戸高さんと私は同時期に「あしび山の会」に所属していないが、機会があっていくつかの山を一緒に登ったことがある。 山の会が結ぶつながりは素敵だと思った。
 高千穂河原登山口の霧島神宮古宮跡の鳥居をくぐり、石畳の登山道を登ると、やがて火山礫や軽石のざらざらした急な登りに変わる。 滑りやすく、三歩進んで二歩下がる…感じで、互いに声をかけながら、固い溶岩のところに足を置くように気を付けた。 お鉢の火口壁に上がると韓国岳や水蒸気を吐き出す新燃岳が良く見渡せた。 樹木がなく、火山の噴火でできた厳しい山の成り立ちが良くわかる。山頂には天の逆鉾が立っていて印象的だった。 見晴らしも良く、坂本龍馬とおりょうさんも見た同じ景色なのかとちょっとワクワクした。
 下山は、登りよりさらに注意を、と歩いていると、足を負傷した若い女性が救急隊にヘリコプターで救助されるところに出くわした。好天の土曜日だったので、この日の登山者は多かった。 子ども連れの方もいて、さまざまな人から愛されている山だと思った。 高千穂河原周辺の綺麗な紅葉に迎えられて、無事下山した。
 ダンちゃんは開聞岳で百名山を踏破されたが、その百名山のうち、私は五座を一緒に登っている。 ダンちゃんにとっては何でもないことだろうが、私にとっては自慢できることで、みんななで一緒に百座目を登り、山頂で祝福できてうれしかった。 山行経験やリーダーとしての力量、ダンちゃんの人柄にも信頼と魅力を感じます。百名山踏破、おめでとうございます!これからも宜しくお願いします。


 2018年 8月 2日(木) ~ 7日(火)  槍穂縦走


岩の要塞 ジャンダルム
今回の課題と感じたこと

1.ハイドレーションをお勧めします。
山行中は、水分補給をするためにリュックを下す場所は、所々ありましたが、後方パーティーも次々に来るので、毎回時間をとって水分補給をするのは、ロスが出るので避けた方がよいと思いました。(後方になればなるほど、落石を起こしそうなパーティーに遭遇するため)

2.出発は、4時前の方がよい。
西穂―奥穂を縦走する人はみんな3時起きをしていました。ガイド山行などは4時に出発をします。出来るだけ早く出発をして、渋滞を回避した方がよいと思いました。

3.朝食は、いらなかったかも・・・?!
朝食(お弁当)を小屋で注文していましたが、3時から食べる意欲もわかず、山行中もゆっくりと食べる時間もないので、パンやジェルなどでよかったのではないかという感じがしました。お弁当は重いし、ゴミもかさばります。

4.消費した水分は、1.5L
 山行中は、あまり風も吹かず、これでもか!!というくらい快晴でした。水は2.5L準備していました。ギリギリだと怖いので、快晴の場合、水は2~3Ⅼあった方がよいと感じました。

中部(岐阜・長野) 飛騨山脈
ヒデさん(L) まりりん よういち(元会員) Kさん(一般)
西穂高岳(ジャンダルム) 〜 奥穂高岳 〜 槍ヶ岳
■8月2日(木)
12:30黒崎発 ~ 高速道路 〜 20:00滋賀県多賀SA(入浴+休憩)
■3日(金)
7:00多賀SA出発 ~ 9:40新穂高温泉 〜 10:35新穂高駅 ロープウェイ ~ 12:15西穂高山荘
■4日(土)
3:30西穂高山荘出発 ~ 4:35西穂高岳 ~ 8:15天狗岳 ~ 10:45ジャンダルム ~ 12:35奥穂高岳 ~ 13:55穂高山荘
■5日(日)
3:30穂高山荘出発 ~ 4:30涸沢岳 ~ 7:00北穂高岳 ~ 10:45南岳小屋 ~ 13:30大喰岳 ~14:30槍ヶ岳山荘 ~ 15:20槍ヶ岳
■6日(月)
5:30槍ヶ岳山荘出発 ~ 西尾根 ~ 7:50槍平小屋 ~ 9:50白出沢出会 〜 10:45穂高平小屋 ~ 11:30新穂高温泉 〜 平湯温泉キャンプ場
■7日(火)
6:00出発 〜 飛騨清見IC ~ 17:00北九州
★まりりん 記★   

 ずっと行きたいと思っていた縦走コースでした。しかし、一般縦走路の中では、国内屈指の難関コース。このコースを歩いたことのある先輩方々からは、「天候と落石が核心」と口をそろえてアドバイスをいただいていました。
 縦走当日の天候は、西穂高山荘気象予報士もお墨付きの快晴となり、あとの不安要素は、自分の実力と落石だけになりました。
 「西穂高岳からの下りで怖いと思ったら、引き返した方がよい」というアドバイスももらっていたので、西穂の下りで自分がどのように感じるのか、楽しみでした。実際に歩いてみると、高度感はあるものの、足や手を置く場所はたくさんあり、落ち着いて下ることができました。 行動中は、体力と集中力はかなり消費しますが、次々に憧れていたスポットに足を踏み入れることができ、頑張ろうという気力が常に沸いていました。
 山行中危ない落石は、2回経験しました。どちらも後方パーティーが下りで、発生をさせていました。数分タイミングがずれていたら、危険でした。
 3日目の涸沢岳から北穂高岳は、ノーマークでしたが、早朝4時出発の薄暗い中での下りでしたので、ハーネスなども付けておらず、一番怖かったです。疲れも溜まり集中力も2日目の西穂―奥穂の縦走より、減少していたため、結局、2日間、同じくらいの疲労度を感じました。
 山行中4日間は、終始快晴で雨も降らず、こんなに天候に恵まれたのは、奇跡だと思っています。実は、これまで3000峰は槍ヶ岳の1座しかいったことのなかった私ですが、今回の山行で3000峰7座+ジャンダルムを踏破することができました。一気に経験値アップ!!(笑)
 今回の山行の経験をもとに、これからも日々の訓練と技術向上に努めていきたいと思いました。


★ヒデさん 記★

 4か月前だったか、ジャンダルムに行ってみたいメンバーが揃いました。 全員まだ一度も行ったことがない場所であり、不安もありましたが、行きたいという気持ちが勝りました。 10時間以上、2日間荷を背負って歩き続ける体力を付ける事と荷を背負っての岩場での登り下りを 安全にできる事、ロープワークやセルフビレイが手際よく出来るよう訓練を重ねて行きました。 また、地図や、山の本、DVD、YouTubeなどで、コースを頭に入れて行きました。 後は、天気が良いことを祈るだけでした。 本番では、天気に恵まれ、ほぼ計画通りに山行できました。 アドバイスや、助言を頂いた方、訓練に付き合てくれた方に感謝しています。
 西穂高山荘から西穂高岳と6日の槍ヶ岳山荘から新穂高温泉のトップはまりりんにお願いしました。 それ以外はセカンドで行ってもいました。岩場での登り降り、岩場のトラバースでの 自己ビレイなど、冷静に、しっかり3点支持をしながら進むので、かなり成長したなと感じました。 東京へ行ったよおいちさんと西穂高山荘で合流しました。彼が一番体力があり、トップで頑張っ てもらいました。ありがとうございました。