★まりりん 記★
ずっと行きたいと思っていた縦走コースでした。しかし、一般縦走路の中では、国内屈指の難関コース。このコースを歩いたことのある先輩方々からは、「天候と落石が核心」と口をそろえてアドバイスをいただいていました。
縦走当日の天候は、西穂高山荘気象予報士もお墨付きの快晴となり、あとの不安要素は、自分の実力と落石だけになりました。
「西穂高岳からの下りで怖いと思ったら、引き返した方がよい」というアドバイスももらっていたので、西穂の下りで自分がどのように感じるのか、楽しみでした。実際に歩いてみると、高度感はあるものの、足や手を置く場所はたくさんあり、落ち着いて下ることができました。
行動中は、体力と集中力はかなり消費しますが、次々に憧れていたスポットに足を踏み入れることができ、頑張ろうという気力が常に沸いていました。
山行中危ない落石は、2回経験しました。どちらも後方パーティーが下りで、発生をさせていました。数分タイミングがずれていたら、危険でした。
3日目の涸沢岳から北穂高岳は、ノーマークでしたが、早朝4時出発の薄暗い中での下りでしたので、ハーネスなども付けておらず、一番怖かったです。疲れも溜まり集中力も2日目の西穂―奥穂の縦走より、減少していたため、結局、2日間、同じくらいの疲労度を感じました。
山行中4日間は、終始快晴で雨も降らず、こんなに天候に恵まれたのは、奇跡だと思っています。実は、これまで3000峰は槍ヶ岳の1座しかいったことのなかった私ですが、今回の山行で3000峰7座+ジャンダルムを踏破することができました。一気に経験値アップ!!(笑)
今回の山行の経験をもとに、これからも日々の訓練と技術向上に努めていきたいと思いました。
★ヒデさん 記★
4か月前だったか、ジャンダルムに行ってみたいメンバーが揃いました。
全員まだ一度も行ったことがない場所であり、不安もありましたが、行きたいという気持ちが勝りました。
10時間以上、2日間荷を背負って歩き続ける体力を付ける事と荷を背負っての岩場での登り下りを
安全にできる事、ロープワークやセルフビレイが手際よく出来るよう訓練を重ねて行きました。
また、地図や、山の本、DVD、YouTubeなどで、コースを頭に入れて行きました。
後は、天気が良いことを祈るだけでした。
本番では、天気に恵まれ、ほぼ計画通りに山行できました。
アドバイスや、助言を頂いた方、訓練に付き合てくれた方に感謝しています。
西穂高山荘から西穂高岳と6日の槍ヶ岳山荘から新穂高温泉のトップはまりりんにお願いしました。
それ以外はセカンドで行ってもいました。岩場での登り降り、岩場のトラバースでの
自己ビレイなど、冷静に、しっかり3点支持をしながら進むので、かなり成長したなと感じました。
東京へ行ったよおいちさんと西穂高山荘で合流しました。彼が一番体力があり、トップで頑張っ
てもらいました。ありがとうございました。