【会山行】 2019年 12月 14日(土) & 21日(土)  冬のトレ・ハイ(2週歩荷山行)オールディーズ
■14日 英彦山  九州(大分・福岡県) 英彦山山地
   *スライドショーは英彦山
■21日 皿倉山周辺  九州(福岡県) 帆柱山系
■14日  岳 川島
■21日  岳 川島 サト
■14日 英彦山(晴れ・風が冷たい)
8:00 別所駐車場発 → 14:30 同駐車場着(6時間半)
■21日 皿倉山山系(概ね晴れ)
8:20 皿倉ケーブル駐車場発 → 15:30 同左駐車場着(7時間半)
★岳 記★

 今年も年の瀬がやってきた。2019年が終わろうとしている。そんな気忙しい時に、歩荷訓練をするために、二週続けて近場の山に出かけてきた。
 若い頃は、「冬山合宿」が当たり前で、皆で重たい荷物を担いで冬寒の山道を歩いたものだ。しかし、今はもう誰もそんなことはしなくなってしまった。淋しい限りだが、これも時代の流れと割り切るしかない。
 今年の冬山は、北アルプスに一周間の予定で、「西穂高岳」を目指す予定だ。本格的な冬山登山となると、歩荷訓練は必須だ。20キロ近い荷物を担いで、英彦山の尾根や谷を二人で歩き回った。7〜8時間はかかるかと思ったが、7時間内で終わってしまった。「鹿の角」の岩場に立つと晴れてはいたが、風が肌寒かった。目の前には南岳の稜線が見えていた。最後の登りだ。 天気が何日か良かったので、山道はどこも歩き易かった。急な斜面(鬼の舌)を登って南岳まで来た。展望台が跡形もなく、撤去されていた。この秋の間に撤去工事が行われたとのことだった。
 ここも、若いころ、雪山登山の休憩に使ったことのある、懐かしい場所だ。山が自然災害で荒れ果てていき、懐かしい思い出のある建物も、朽ち果てて姿を消していってしまっている。否が応でも、さみしい気分になってしまう。最後は、北西尾根を通って駐車場まで、戻ってきた。
 21日は、歩荷訓練のラストチャンス。本番用の冬山登山靴で訓練を楽しむことにした。一人だけの訓練だと、忍耐だけしかないが、3人ですると気も紛れて良いこともある。荷物は、相変わらず20kg以上そして本番用の大型ザックで歩き通した。日頃使ってないので勝手が違うが、何とか本番を意識して訓練を楽しむことができた。出発して約2時間で皿倉山頂。 自然歩道を市ノ瀬方面に下って、鷹見神社まで来たら行者尾根を登り返し。この尾根の登り返しが正念場。1時間で頂権現林道まで来て12:20、右折して再度、市ノ瀬方面へ下って、また皿倉平まで戻ってきた。その後は、帆柱山、花尾山を回って駐車場に戻ってきた。
 皿倉山周辺でも、体力作りを目的とした訓練山行は、十分できる。冬場の寒い時だが、仲間うちで手軽に、そして真剣にトレーニング・ハイク(トレハイ)をする位の気持ちは持ちたいものだ。百一歳の現役医師が、自身の著書の中で、次のように書いていた。「体を甘やかすと衰えやすい」


 【会山行】 2019年 12月 8日(日)  初冬の低山縦走
九州(福岡県) 遠賀郡岡垣町
城山(369m) 弥勒山(230m)
金山北岳(317m) 金山南岳(308m)
ムック(L) カメさん ガタ 二郎さん いちりんそう みさピー ローリングストーン トトちゃん しまちゃん みやまきりしま みっちゃん りきちゃん じゅんちゃん たっちゃん
8:30 JR海老津駅 ⇒ 8:36〜8:55 上畑・敷島稲荷登山口(準備) → 9:50〜10:00 城山 → 10:40 石峠 → 11:40〜12:14 弥勒山(昼食) → 12:50〜12:58 金山北岳 → 13:17〜13:20 金山南岳 → 13:43 石峠 → 14:22 上畑・敷島稲荷登山口 ⇒ 14:28 JR海老津駅

★ムック(L) 記★
上畑登山口から敷島稲荷の上宮を経て城山へ。あいにく曇り空で沖ノ島は見えなかった。石峠に下り、さらに弥勒山登山口まで下る。弥勒山はいたるところに古い石仏がある。 山頂で昼食休憩の後、みんなであしびの会歌を歌った。弥勒山から金山北岳と金山南岳を経て、石峠から上畑へ下山。低山といえども侮れない。急登あり、悪路あり、里山ならではである。参加者14名とにぎやかで楽しい山行だった。

★みやまきりしま 記★
12月は、低山でもやっぱり寒かった。歩くと温かくはなるが休憩するとすぐ寒くなるので上着を脱ぐことはなかった。 登山道はアップダウンがあり低山といえども楽しい道だった。7月~8月は赤くてかわいいタマゴダケを見ることが出来るとのこと、また他にも植物が楽しめるらしい。登山コースも縦走ロングコース・ショートコースと色々と設定できるので、季節を変えてぜひまた足を運びたい。


 【会山行】 2019年 12月 1日(日)  背振山
九州(佐賀・福岡県) 背振山地 
ダンちゃん(L) ローリングストーン ローズ キャサリン われもこう たっちゃん
07:20〜07:30 八幡駅前 ⇒ 大谷IC ⇒ 野芥IC ⇒ 09:20〜09:35 車谷登山口 → 11:10〜11:20 椎原峠 → 12:05 唐人の舞 → 12:40 矢筈峠 → 13:00〜14:15 脊振山 休憩所(山頂往復)  → 14:35 矢筈峠 → 16:40〜16:50 車谷登山口 ⇒ 野芥IC ⇒ 大谷IC ⇒ 18:45 八幡駅前

★われもこう 記★
 富士山観測所を開いた野中到もたびたび登ったという脊振山に、一度は登ってみたいと思っていた。
 午後から雨の予報だったが、登り始めは青空も見える良いお天気だった。 登山口にはお手洗いが無いので、近くの公民館で拝借した。 ちょうど文化祭をやっているところで、美味しい脇山米のお弁当が入手できた。 みんな和気あいあいと楽しい山歩きが始まりそうな予感がした。
 登りは車谷登山口から椎原峠へ出て、矢筈峠と続く稜線歩きだった。 3時間ほどかかったが、緩やかな登りでとくに疲れることもなく、ゆっくり歩いた。 キャンプ場で昼食を摂り、ひと息入れてから山頂へと進んだ。 山頂付近は航空自衛隊のレーダー基地となっている。 車でも登れるようになっていて、近代的な山に見えるが、平安時代から開山していたという。 山頂には脊振神社上宮の祠があり、ここは野中到が登った頃と変わらぬ姿だろうか … 小説「芙蓉の人」に描かれている、野中到が夫人に持ち帰ったという脊振山の石はこの辺りにあったのだろうか … と思った。 キャンプ場では、思いがけずリーダーからぜんざいの振る舞いがあって、心も体も温まった。
 下りは矢筈峠から車谷コースを沢沿いに降りて行った。 予報通り、やはり雨はポツポツと落ちてきて、途中からレインウェアを着用した。 黄色やオレンジに色づいた落ち葉の道を、赤や黄色のレインウェアを纏った前の人に続いて歩いた。 元気が出た。 下りは2時間半ほどかかった。
 約11キロと長い距離を歩いたが、そのぶん傾斜も緩くゆったりとあまり疲れない歩きができた。今度はミツバツツジの季節に行ってみたい。

★ローリングストーン 記★
 ダンちゃんの横に乗り、実に楽しいうれしい気分になる。予定通りの時間に車谷登山口に着く。椎原峠ルート8㎞を少し汗をかきながら登る。 昼、矢筈峠に出るころには陽ざしは無く少し冷え込みだす。 私の両足、太ももがツリ始める。 皆さんに遅れながらキャンプ場の休憩所に着く。
 皆さんは山頂に向かうが 私は両足のケアをする。 湿布薬を塗りホットカイロを張る。 皆さんが山頂に行っている間に、合田さんが持参した「ぜんざい」の湯を沸かそうと足を曲げようとすると、フクラハギがツリのたうち回る。 どうにかバーナーに着火し、火を守るように地面に横たわり風をさける。 山頂から降りてきた皆さんとぜんざいを美味しくいただく。 われもこうから張るホッカイロをいただき、さらにホットカイロを追加。 足を暖めて楽になる。
 下りは雨が降り始めるが、短い車谷ルート約4㎞を矢筈峠から下る。 これに滑落などをして皆さんに迷惑を掛けないように注意して下る。 陽が落ちる前に登山口に着くことができて一安心。 合田リーダーを初め皆様も安堵したと思います。
==== 反省 ====
1.水分補給のためと考えて持っていったコーヒーは利尿作用があるのでだめ
2.ホッカイロは張るタイプの方がよい。枚数は6枚以上。
3.体調管理 前の週まで長期出張で膝の痛み止め薬「ロキソニン」を、長期服用して足がムクミ体調を壊していた。
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 帰りの車内で非常食用のアンパンを食べ、かきの種・ピーナツを食してカロリー・塩分を補給して、八幡駅に着く頃には足のツリも回復をし、自宅まで車を運転して帰ることができました。
 これから冬の季節、山はより冷込み荒れると思いますが、安全への準備をおこたらずに山へ出かけて下さい。

★ダンちゃん 記★
 今夏の台風大雨により椎原林道の状況が危ぶまれたが、さしたることもなく先着車が一台のみの車谷ルート登山口まで車を乗り入れることができた。
 沢沿いの登山道を登り椎原峠で小休止。 行動食を口にする。 以後、冬枯れの尾根道を歩く。 裸木になった灌木林とその裾を覆ったクマザサの緑、散り敷いた落葉が初冬の風情を醸している。 脊振山休憩所で昼食を取り コンディションを崩したローリングストーンにデポを託し、空身で山頂を往復する。
 矢筈峠から垂直の鉄梯子と 固定ロープを降り車谷へ入る。 ガレた谷道の途中から雨具を着る。 沢道、へつり道、落ち葉を厚く散り敷いた小広い林間の道、紅葉の名残を深く留めた山麓の道を経て車谷登山口へ至る。
 登山口から椎原峠までの歩行時間が、ガイド地図では50分 現地の案内板では90分と表示されている。 そのため相応のタイムオーバーとなったが、全歩行時間としては諸々の障りの中で許容内の時間超過に納まった。
 冬を迎える自然景観を余裕をもって楽しんだ人、よく頑張って歩き通した満足感を持った人、さまざまな歩きを楽しんだものと思う。