2018年 8月 16日(木) ~ 20日(月)  夏山(中央アルプス)ツアー
中部(長野県) 木曽山脈
岳(L) サト 他5名
空木岳(2,864m) → 木曽駒ヶ岳(2,956m)
■8月16日(木)
6:00 北九州(晴れ) ~ 18:30 駒ヶ根キャンプ場・コテッジ泊(雷雨)
■17日(金)
7:30 空木岳登山口(晴れ) ~ 14:00 駒峰ヒュッテ・小屋泊(晴れ)
■18日(土)
5:30 駒峰ヒュッテ(晴れ) ~ 12:10 檜尾岳(晴れ) ~ 15:43 極楽平(曇り) ~ 16:45 宝剣岳(晴れ) ~ 17:15 宝剣山荘・小屋泊(晴れ)
■19日(日)
7:00 宝剣山荘(晴れ) ~ 8:00 木曽駒ヶ岳(晴れ) ~ 9:50 千畳敷(晴れ) ~ 11:30 駒ヶ根(晴れ) ~ 16:00 駒ヶ根キャンプ場・コテッジ泊
■20日(月)
9:20 駒ヶ根キャンプ場(晴れ)~9:20 天竜川下り(晴れ) 10:30 ~ 20:30 北九州着(晴れ)
★サト 記★   

 最初は、空木岳・木曽駒ヶ岳と聞いていたのが、ミーティングに行くと宝剣岳が入っている事がわかり、悩みましたが行きたい気持ちが勝り参加を決めました。
 初アルプスは、見慣れない色に包まれていました。登山初日の17日から3日間は快晴でとても暑かった。〔17日〕池山尾根登山口~駒峯ヒュッテまでは、ほぼ計画書のコースタイム通り。荷は水2.5ℓとヘルメットが入り9キロで暑さもありとてもきつかった。 〔18日〕空木岳~宝剣岳~宝剣岳山荘までは、計画書のコースタイムを大幅に超え12時間の長丁場になり、最後は宝剣岳の鎖場があり「落ち着け」と思いながら登って行くと、高所恐怖症なのが少しだけ高さに慣れていることが解り、難所をクリアすることが出来ました。〔19日〕2日間で疲労困憊でしたが、どうにか木曽駒ヶ岳を登りきると頂上は、北アルプス・八ヶ岳・南アルプス・富士山のパノラマに感動!夜は地ビールレストランの食事の美味しさに感動!旅先で出会った正反対の2人のタクシー運転手の事も印象深い思い出となります。まだ始まったばかりですが、日出づる国の美しさをもっと見ようじゃないかという気になってきました。今回の山行が良い経験・訓練となりました。また色んな事を学び、学んだ事を身に付けたいと思います。今回ご一緒した方々、大変お世話になり有難うございました。


★岳 記★

≪登山コース≫ 池山尾根はそれなりのロングコースで、林道終点の登山口からでも7時間位はかかかって、小屋に着いた。尾根の上部に駒岩があるが、ここからでも1時間はかかる。3日間通して天気は良く、周囲の展望を楽しむことができた。次の日は、早朝5時半に出発したが、この逆縦走コースを行くパーティは少なかった。10時間位かと思ったが、12時間近く歩くことになった。 極楽平まで来ると、さすがに宝剣岳が眼前にそそり立つが、そこからが最後の登り 降りで、意外と時間がかかった。宝剣岳山頂付近は、鎖場の連続で岩登りの世界だ。無事に宝剣岳山頂に着いて、記念写真をとることができた。小屋に着いた時は、5時半が近かった。
≪宿泊施設≫ 16日の夜は、キャンプ場でテントを張る予定だったのが、駒ヶ根周辺は終日の大雨で、テント泊を諦めて、バンガローでも借りるつもりが、一軒家(コテッジ)しかなく、それを借りることにした。ハイシーズンを過ぎていたので、2万円で借りることができた。6人分のベッドしかないが、それでもバス・トイレ、キッチン(レンジ付き)で7人が快適に過ごすことができた。これは有り難い、と言うことになって、最終日も同じ場所に泊ることにした。このキャンプ場は5月も利用したが、とても解放感と便利さがあって、お勧めだ。
 山小屋に2泊したが、駒峰ヒュッテは食事の提供が無いので、食材を持って上がる必要がある。 夕食は、定番のウインナーとジフィーズで済ましたが、皆で集まって食事をするのは、どこでも楽しいものだ。ジフィーズにアマノフーズの丼があれば、立派な親子丼ができる。テフロンパンとウインナー、酒のつまみも手早くできる。本当は焼きそばにしたかったが、重量を考えると仕方なく諦めた。 小屋も清潔で問題はない。そして、宝剣山荘。宿泊日が土曜日に重なってしまい、大混雑。130人の宿泊者がいたそうだ。着いた時間が遅かったので、食事は2順目。後の組なので、その後の時間の制約はなかったが、気忙しかった。何とか無事に着いて、7人で1テーブルを囲み、楽しく談義をすることができた。昭和の山小屋らしく、古さと狭さを感じたが有り難い。寝室も2段ベッドの部屋(8人)を我々だけで、使うことができた。
≪装備&食料≫ 3泊を要するロングコースなので、水の確保が大切だ。私は水&麦茶を3.5ℓとワインを担ぎあげた。そして7人分の夕食と自分の行動食だ。他の参加者も水の確保に頭を悩ましていた。幸い、水はペットボトル(500)が200円で購入できるので安心だ。行動食は、ゼリー系を多用したが、無難な気がする。後は塩分補給に気を付けること。装備(衣料)等は、雨に遭わなかったし、暗くなっての道迷いの心配もなかったので、これが必須も無いが、リーダーは全ての事態に対処できるだけの体力&技術(岩場の通過)とザックの余裕は不可欠だ。