2018年 10月 27日(土) 〜 29日(月)  中国地方 秋山(三瓶山・大山・三徳山)紅葉ハイク
三瓶山  中国(島根県) 独立峰
大山   中国(鳥取県) 大山山系
三徳山  中国(鳥取県東伯郡三朝町) 
     国宝・三佛寺奥院投入堂
岳(L) サト 他 1名
■10月27日(土)  三瓶山周回ハイク
8:15 定めの松 ~ 10:00 男三瓶 ~ 11:53 女三瓶 ~ 12:50 孫三瓶 ~ 13:30 子三瓶 ~ 14:30 定めの松 (6時間15分)
■10月28日(日)  大山(行者谷)
8:05 大山寺 ~9:15 元谷 ~ 11:40 山頂(弥山) ~ 夏山登山道 ~ 13:30 車道~  (5時間30分)
■10月29日(月)  三徳山 「投入堂」登拝登山
8:05 通門 ~ 9:05 投入堂 ~ 10:15 着門 (2時間10分) 
★岳 記★   

 10月最後の週末に、中国地方の山々に秋山登山をしてきた。運良く3日間とも天気に恵まれて、紅葉の山々を楽しむことができた。「三瓶山」は、ガイドブックに載っているコースを辿ったが、男三瓶~女三瓶間が通行不能になっており、迂回コースを通ることになった。予定時間を超えての山歩きになったが、周回してみると色んな角度から三瓶の山並みを眺めることができて良かった。6時間以上は歩いたが、逆に良かった。
 「大山」は、日曜日で最初は曇りがちだったが、後に回復してきて、山道は多くの登山者で賑わっていた。コースは、元谷から「夏山登山道」に合流するコースを歩いた。麓は見事な紅葉で、申し分なかった。元谷に来ると、山頂部は厚い雲に覆われて肌寒むかった。しかし、登山道に入ると、また紅葉の美しさに魅了されて、急な山道も楽しむことができた。山頂(1709m)に着く頃には、空も晴れわたり、多くの登山者が思い思いにくつろいでいた。 眺望も効いて、「剣が峰」に雲が流れていく様に、荒々しい大山の山並みを感じた。つい、縦走してみたい気持ちに駆られてしまった。少し離れて、紅葉の「烏ヶ山」が穏やかにたたずんでいた。
 下山しだしてから、風が冷たく吹き始めた。樹林帯に入るまでの短い間だったが、昼間でも2000m近い秋の山では、防寒(風)対策は必須だ。最後は鍵掛峠で、紅葉の大山(南壁)の絶景を堪能して、三徳山(みとくさん899.6m・鳥取県)に移動した。
 そして、これが思わぬ「サプライズ登山」になってしまった。登山ツアー最後に、観光気分で訪れたつもりが、(1)要参拝料&登山料  (2)履き物チェック (3)単独登山不可 (4)雨天時登山不可 (5)和袈裟(タスキ)着用等の条件が受付事務所に示されていた。
 これらで十分にあっけにとられてしまったが、さらに驚いたのは、登山を始めてからの道のりの険しさだった。HPに「投入堂」登山や歴史が詳細に載っているので、確認してもらって、是非多くの人に体験してもらいたいと思う。キャッチフレーズの「日本一危ない国宝鑑賞」であることは、まず間違いない。ただし北九州から行くと、高速を利用しても6時間はかかるので、秋の行楽シーズンに週末をはずして、行くのが賢明かも!


 2018年 10月 7日(日)   陶ヶ岳 天高く、岩登る秋。(クライミング・オールディーズ)
中国(山口) 火ノ山連峰
岳(L) サト ヒデさん 他 Kさん
7:30 八幡西発 →10:00 現地着 ~ 15:30 練習終了→
18:30 八幡西着
★岳 記★   

 台風続きの週末が続いたが、やっと秋晴れが戻ってきて、今日は行楽日和の日曜になった。先月に続き、今回もクライミングを楽しむべく遠出を計画した。場所は、山口県(小郡市)の陶ヶ岳。出発時は少し曇っていて、快晴になるかどうか心配もあったが、それも忘れて小郡を目指した。都市高を通って約2時間で現地(駐車場)着。歩いて20分ほどで岩場の基部に着く。 少し曇っていて雨がパラッと来たが、それ以上のことはなかった。
 さっそく装備を取り出して準備を始める。サトはまだ全くの初心者。ヒデさんと組んで懸垂下降の要領を確認している。真剣な面持ちで指導に従っている。今回は我々の他には、4人組の年配者がいるだけ。静かなのが良い。時間もまだ10時半。 私も相方のKさんとウォーミングアップに国体ルートを登り始める。彼らのセットしたコースを邪魔したみたいで、抗議を受ける。そこで、予定を変えて、すぐ横の傾斜のあるルートに移動して、サトの懸垂下降の練習に皆で協力することにした。
 3人(ヒデさん・サト・Kさん)で岩場の途中のビレイポイントまで上がって、最後は、補助ザイルに繋がれて、サトが無難に懸垂下降で降りてきた。これで、午前の部が終了。昼食休憩とする。
 ここは、視界も十分効き、登山学校の講師のTの指導も丁寧で、初心者の練習(セルフビレイ・懸垂下降)場所としては申し分ない。休憩後は、4人で繋がって、もう一つの国体ルートを山頂目指して登って行くことにした。ここから、また時間の経つのが早く感じだした。1ピッチ目25mを、サトにはできるだけ左右にぶれずに登ってきてもらうつもりが、手強かったみたいだ。それでも2ピッチまでこなして、途中の大テラスまで4人で来た。
 ここから見上げる最後の岩場が、五畳石(金峰山の山頂の岩場)のようでもある。それをサトにも登らせた。終始ロープの途中に繋がっているので墜落の心配はないが、クライミングビギナーでもあり、今回もすごく苦戦していた。その頑張りが周囲にも伝わってくる。最後は自力で這い上がって来て、なんとか当初の予定も終了。後は、2回の懸垂下降で出発地点まで戻って来た。もうこれで今日の講習は、概ね終了だ。後は男3人で、もう1ルートのクライミングを楽しんで、全ての活動を終えた。(15:30)